2007年12月21日

Rheingau; Hochheimer Holle Riesling Kabinett Trocken 1994

90362efc.jpg色:          Weiss 白
名称:      Hochheimer Holle Riesling Kabinett Trocken 1994
                   ホーホハイマー ホェレ リースリング カビネット トロッケン
生産者:      Schloss Schonborn
                   ショロス ショェーンボルン
産地呼称:   Hochheimer Holle
生産地(国): Rheingau (Deutschland) 
          ラインガウ (ドイツ)

購入日:
2007/12/19
購入店:やまや
輸入元:やまや
価格:2480円
pH: 3.1

SBポイント: 70点

リースリングトロッケンは10数年で老化。やっぱりと思った通り、トロッケンのリースリングを10年も寝かしたら泣きを見る。若きウェルテルの苦味とも言うべき北方系の初々しさが飛んで、老いしウェルテルの苦情とでも呼ぶべき醜態と化している。この畑の近くにあるシュロスヨハネスベルクで単なるmitPredikat(カビネットの下位)トロッケンを買って帰り、抜栓するなり部屋全体が酸っぱく苦く甘いような初々しい香りで満たされた20年近く前の日が浮かぶ。ゲルマニアを去るにあたって、飛行機で持ち帰るための6本入り1箱のスペートレーゼトロッケン(1本30数マルク)を買い、すぐ飲むためにはカビネットやらを少々仕入れたのだった。この時のリースリングは2−3年くらいの若さだった。Hochheim Holleはライン川岸の直近にあり、日当たりでは圧倒的に劣勢である。しかしそれを差し引いても、本日のこの失望は、トロッケンのリースリングを寝かしすぎたところに由来すると思う。香りが飛んでしまっているのだ。麦わら+灯油というリースリングらしさは残っている。リンゴ・柑橘的香りもそこにござる。しかし量が少なすぎる。むせ返るどころか、必死に嗅ぎにくことを強いられる。トロッケンでさえなければ長く寝かせても問題はなかったであろう
に残念な結果である。色は黄緑。かなり緑っぽい。味は濃厚。ジーンと口内粘膜にかかる重圧。酸味の仕業だ。甘さは緩やかだが、これとて舌にこびり付いて後まで残る。

  おばんざいは鮭ムニエルとアジ干物。どちらもイカン。酸っぱすぎる。想像するに、イカとかタコとか、結婚披露宴でよく出るイセエビなんかなら許容範囲かもしれない。これだけ濃厚かしたリースリングは甘口の場合にデザートワインとなるのが理想であって、トロッケンとした段階で、これはもう早く飲まれるべく運命が決まっていたのだ。


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